レターパックを使う際に気になるのが、依頼主名の後に自動で付く「様」の扱いです。
特にビジネスシーンでは、この小さな表記が相手に与える印象を左右することも。
本記事では、レターパックの封筒に記載された「様」をどのように扱い、どのように消すべきかを詳しく説明します。
また、正しい表記を心がけることで、相手に良い印象を与えるためのマナーも合わせて紹介します。
レターパックの料金改定：現行と新料金の詳細比較
レターパックはA4サイズ、4kgまでの荷物を全国一律の料金で送ることができる郵便サービスです。
2024年10月から料金が変更されるため、変更前と後の料金を比較してみましょう。
どちらも配送追跡機能付きで、迅速な配達が可能です。
ビジネス利用においては、料金の変更を考慮して適切な配送方法を選ぶことが重要です。
最新の料金や詳細情報は、日本郵便の公式サイトや最寄りの郵便局で確認してください。
レターパックライトの詳細
- サイズ: 340mm×248mm（A4サイズ相当）
- 重量: 最大4kg
- 厚さ: 最大3cm
- 配達方法: 郵便受けへの投函
- 料金: 2024年9月までは370円、10月からは430円に
レターパックライトは、主に書類や小物の送付に便利な郵便受け投函タイプです。
10月1日からは60円の値上げが予定されています。
レターパックプラスの詳細
- サイズ: 340mm×248mm（A4サイズ相当）
- 重量: 最大4kg
- 厚さ: 3cmを超える場合でも適切に封ができれば可
- 配達方法: 対面での受け渡し（受領印または署名が必要）
- 料金: 2024年9月までは520円、10月からは600円に
レターパックプラスは、よりセキュリティが求められる際に適しており、重要書類や少々大きめのアイテムの送付に利用されます。
10月1日からは80円の値上げが予定されています。
レターパックでの「様」削除、ビジネス利用の際のポイントは？
レターパックでは、送り先だけでなく依頼主の名前の後にも自動で「様」が追加されます。
受け取り側の名前にはそのまま「様」を残しますが、依頼主側に自分の名前がある場合、その「様」を消すのが一般的です。
これはビジネス文書において依頼主自身に「様」を付けるのは不適切とされるためです。
次に、この「様」を消す正しい方法と、ビジネス文書におけるその他のマナーについて詳しく見ていきます。
ビジネスでの「様」の消去が必要な理由
ビジネス文書では、依頼主自身の名前に「様」を付けることは一般的に不適切とされています。
この習慣を怠ると、相手に対して不注意や無礼と捉えられることがあります。
適切な書式を保つことは、企業間の信頼関係を築く上で非常に重要です。
細部にまで気を配ることで、自社のプロフェッショナルさと誠実さを示すことができます。
ビジネスの場と異なり、個人間でのやり取りでは「様」を残すかどうかに厳しい規則はありませんが、一般的な礼儀としては削除することが多いです。
個人使用の際も「様」をそのままにしておくと、礼儀知らずと見なされる可能性があるため、親しみやすく丁寧な印象を与えるためにも、この習慣を守ることが望ましいです。
レターパック使用時のマナーと正しい「様」の消し方
レターパックを利用する際には、ビジネスシーンでは特に注意すべきマナーがあります。
「差出人」名欄に自動で付加される「様」は、適切に消去することが求められます。
ここでは、その正しい消し方と他に気をつけるべきポイントを解説します。
これらのマナーを理解し、ビジネスはもちろん個人利用の際にも実践することで、トラブルを避け、相手に対して良い印象を与えることができます。
「様」の正しい消去方法
差出人名欄に付く「様」を消す場合は、定規を使って整った二重線で線を引くのが望ましいです。
フリーハンドで消すよりも、整然とした線を引くことで文書の整理が保たれ、プロフェッショナルな印象を与えます。
「お」と「ご」の接頭語の扱い
「お届け先」「お名前」の「お」や、「ご依頼主」の「ご」などの接頭語も同様に消去することが推奨されています。
これらの語を削除することで、さらに丁寧な文面を作成することが可能です。
消去する際は「様」を消すときと同様に、二重線を用いると良いでしょう。
住所と依頼主欄の完全な記入
ビジネス文書においても個人間のやり取りにおいても、住所は省略せずに完全に記載することが基本です。
依頼主欄も名前と住所をしっかりと記入することが重要であり、記入が不完全だと受取拒否の原因にもなり得ます。
レターパックの正しい敬称使用法「御中」と「様」の使い分け
レターパックでの郵便物の宛先記入における敬称の使い分けは、ビジネス文書としての適切な形を保つために重要です。
ここでは、個人宛と法人宛でどのように敬称を使い分けるかを説明します。
個人宛ての「様」
通常、レターパックを個人宛てに送る際には、受取人の名前の後に自動的に付けられる「様」をそのまま使用します。
これが一般的であり、個人への敬意を示す表現とされています。
法人宛ての「御中」
一方、法人宛てに送る場合は、「様」を「御中」に変更することが必要です。
例えば「株式会社〇〇」や「〇〇部」などの法人名や部署名が宛先の場合、名前の後の「様」を消去し、「御中」に修正します。
この修正は、二重線で「様」を消した後、適切な箇所に「御中」と記入することで行います。
法人内の個別担当者が明確な場合
もし法人内の特定の担当者名が宛先に具体的に指定されている場合は、「様」をそのまま使用します。
「御中」はあくまで法人名に対して使うべき敬称であり、個人名には「様」が適切です。
マナーの実際
実際に業務でレターパックを受け取る際、敬称の修正がされていないものも多く見受けられますが、これ自体がマナー違反とは限りません。
しかし、修正がされているとそれが相手への配慮として感じられ、良い印象を与えます。
個人からの送付であっても、これらのエチケットを心掛けることで、相手に敬意を示すことができます。
まとめ
レターパックはその便利さから、個人利用だけでなくビジネスシーンでも広く使われています。
敬称の正しい使い分けを理解し、適切に実践することで、より良いコミュニケーションが可能になります。
宛先が法人の場合は「御中」を用い、法人内の特定の個人宛てには「様」を保持します。
ビジネスでの使用ではこれらのマナーが特に求められるものの、個人利用時にもこれらを適用することに問題はありません。
